日本は戦後廃墟の中から猛烈に立ち上がり、その勤勉さと素晴らしい技術力をベースに、アメリカに次ぐ経済大国へと発展してきました。
その姿は当時発展途上であったアジア諸国に希望を与え、そして日本に追いつき追い越せといったベンチマークの大きな役割を果たしてきたと思います。
こうした先人達の努力のお陰で国が整備され豊かな生活へと変化していく中で、多くの資源が都市のインフラの中に蓄積されてきました。
ビル、工場、橋梁、機械設備、自動車、家電、携帯端末等々…
これらは日本の誇る技術の産物であると同時にかけがえのない財産です。
この豊富な都市資源は今では13億トンと推定されこれも世界第3位の蓄積量となっています。
天然鉱山の少ない日本であるにもかかわらず、これまでみんなで残してきた豊富な都市鉱山は今や日本の誇る重要な資源となっています。
しかし都市鉱山は天然鉱山と違い都市部にあるのでいかにして安全かつ安心に資源を抽出出来るかが大変重要となってまいります。
特にこれからの30年間はオイルショック期からバブル期までの間に建てられた膨大な量の建物、プラントが建て替え期を迎えはじめ解体工事が数倍の規模で発生してまいります。現在その安全性が大きな社会問題となっています。
私達は都市鉱山の有効活用に徹底して取り組み
次の世代に安全安心な社会と豊かな自然を残していくことが使命だと考え、今後も事業活動に邁進してまいります。